近年、大人になって職場で不適応を起こし、本人が精神科を受診して「発達障害」を診断されるケースが増えてきています。
「発達障害」とはうまれつきのものですが、小さい頃は目立たなかったり困らなかったりしても、大人になり「働く」という大きな環境の変化を迎えたとき、業務や環境のミスマッチがおこり、うまく適応できていないと感じるなど、働きにくさが高じてメンタルヘルス不調に陥ってしまうことがあるのです。
発達障害のある方は、得意なことと苦手なことの差が大きいことから、「慣れればできるようになる」「できないのは努力不足だ」といった捉え方は当てはまりません。
また自身の特性から生じている困難さや困りごとが周囲には分かりづらかったりすることもあります。
では、働きやすさに繋げていくために出来ることはなんでしょうか。
大切なのは、まず理解することです。
リワークプログラムを通して、自分の特性の強みや得意なことを知ったり、苦手なことに対応する工夫を学んだりすることで、まわり(家庭や職場)の人たちにも理解を頂き、自分の強みを発揮できる環境を作っていきましょう。
それが、自分に合った健康的な働き方や生活に繋がっていきます。
(参考:オトナの発達障害大図解.幻冬舎 2017)
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