大人の発達障害について

「発達障害」とは診断名ではなく、脳の機能障害を定義する名称です。したがって、発達の遅れを言うのではなく、また保護者の育て方の問題でもありません。

大人の発達障害は成人になってから生じることはなく、小さい頃よりそうであったが、「目立たなかった」、「困らなかった」などのため、その存在に気付かなかっただけです。

大人になり「働く」という大きな環境の変化を迎えたとき、発達障害が姿を表すことが多いのです。

その症状の代表的なものは

  • 場になじまない不適切なことを言ってしまう「雰囲気を読むのが苦手」
  • 説明がまわりくどくて「話しが伝わりにくい」
  • 『適当でいいよ』などの「あいまいな表現が理解できない」
  • 急な予定変更などに対応できず「緊張感が半端ではない」
  • 興味のあることだけに「過剰に集中する」
  • 大切なことから片付けられず「優先順位がつけられない」
  • 音、匂い、味、肌触りなど「感覚がとにかく敏感」(あるいは「とにかく鈍感」)

などがあります。

こうした症状の様子は外見から分かり難い点も問題です。そのため、まわりも「なまけている」とか「困った人だ」と片付けてしまいます。
一方、本人も発達障害は生まれもってのものなので、自分にとってはそれが「当たり前」ととらえています。
交わることのない一方通行の状態は、本人もまわりも相互に理解出来ない悪循環を生んでいきます。

心配されるのは、発達障害がもとになって、「うつ」や「不安」「ひきこもり」「自己否定感の高まり」などの二次障害を引き起こし、「働きにくさ」を益々高めていくことです。

まずは精神科医に出会い診察を受けることです。しかし、発達障害は脳の機能障害が原因なので、それを治すことはできません。

では何が出来るのでしょう。
大切なのは、まず理解することです。
「みんなが嫌がることを思わず言ってしまうのは、このためだったのか」とストンと腑に落ちていただくことです。原因となっているものを医師と共に見つけ、自身の気付きが歩みの一歩となります。

苦手(発達障害の特徴的なこと)なことに対応する工夫を学んだり、まわり(家庭や会社)の人たちにも理解を頂きサポートしてもらう環境を作っていく。これが「働きにくさ」を軽くしていくリワークプログラムの目的です。
私たちは精神科医・看護師・臨床心理士・精神保健福祉士・作業療法士、以上の多職種がチームとなって、リワークのためのプログラムを実施します。

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